伊豆新聞コラムvol.1

【伊豆っていいね!(2022年4月20日掲載)】

「湧き水がいいね!」

我が家から車で20分くらいの場所に誰でも自由に汲んで良い湧き水のポイントがあります。1年位前から飲み水は全てここの湧き水にしています。20リッターのポリタンクを3個車に積んで、そこに湧き水を入れています。家に15リッターの大きなジャグを置いていて、そこに注ぎ足してコックを捻って飲んでいます。5人家族の我が家は、大体1週間〜10日間で飲み切りますので、ひと月に4回ほど通っているペースになります。水を汲む前は、「ひと月に4回も通うのはちょっと面倒かな〜」と思っていたのですが、これが意外や意外、むしろ、もっと通いたいくらいの気持ちなんです。どういうことかと言いますと、その場に行くと、物凄く気持ちが良いのです。良い“氣”が流れているからなのでしょうか。またはマイナスイオンがたくさん溢れているからなのでしょうか。その場に到着すると、自然とお辞儀をしてしまうのです。そして、顔を洗いつつ、両手いっぱいの冷たい水を口に含みます。すると、ま〜、何とも気持ちが良いのです。両目はパッチリ開き、頭は冴え、深い呼吸ができるようになるんです。当然ですが、水道水には塩素が入っています。奥さんがその塩素の入った水道水をそのまま飲むと、いつもお腹をくだすので最近は全く飲んでいませんでした。デリケートな人には、残念ながら水道水は向かないのですよね。塩素を入れたら、安全なのかもしれませんが、自然なものが不自然になってしまう。水と空気。この2つは人間にとって切っても切れない存在。だったら、とことん拘った方が良いと思ったのです。どうしたって、身体が資本。いくらやりたいことがあっても、健康でなければ、何にもできなくなってしまいます。海で温まった蒸気が空高くで冷却され雨になり、その雨が山に浸透し、土砂や植物や微生物たちの力を借りて、たくさんの時間をかけて、1滴、2滴の雫となり、それが合わさって水となる。その水を大切にしないといけない…と思うのです。きっと水にも神様が宿っていますね。「山の恵みをいただきます」そんな気持ちでいつも水を飲んでいます。

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