ここ2年間で最も力を入れていた地域の環境教育!
その活動を伊豆新聞さんの一面に掲載していただきました!
ありがとうございます!
以下、全文になります。
伊豆新聞朝刊一面(2022年3月16日付)
【油排出軽減「全校一丸に感激」】
南中小 給食食器の拭き取り活動
提案の堀さん6年生取材
「中学校でも続けて」
海の環境保全に取り組む南伊豆町湊のエコサーファー堀直也さん(45)が14日、同町立南中小を訪ね、食べ終わった給食の食器に残った油を拭き取って洗剤、油の川や海への排出を軽減する6年生21人の取り組みを取材した。自身が子どもたちに伝え、奨励した活動が現在では学校の協力もあって全校的取り組みに発展していることに堀さんは感激し、「この活動を世界に広げていきたい」と意気込んだ。
動向の活動は、2020年11月に堀さんを講師に迎えた総合学習がきっかけ。堀さんは食器に残る油や食器用洗剤が下水処理場でも完全に分解されずに排出され、川や海の生き物に悪影響を及ぼしている現状を説明。「食べ終わった食器をキッチンペーパーで拭いてから片付けよう。下水に流す油や洗剤をへらすことができる」と提案した。
当時小学5年生だった21人は提案を受けて学級の取り組みとしてさっそく活動を実践。堀さんから無償提供を受けたゴムへらを使って食べかすが残らないように給食を食べ、食後は希釈した天然由来の洗剤を食器に吹き付け、キッチンペーパーで拭き取ってから片付けるようにした。洗剤とキッチンペーパーは学校が購入し、自動を支援した。その後、活動は拡大し、現在では全校児童が自主的に取り組んでいるという。
卒業を控えた6年生の活動をこの日取材した堀さんは、当たり前のように食器をきれいに拭き取って片付ける様子に目を細め、活動が全校に広がっているとの報告を聞いて感激しきりだった。
堀さんによると、人が食べ残す油の量はおよそ2グラム。21人がこれまで行った活動は延べ243日、油の総量にして10キロ超になる。魚がすめるようにするためには25メートルプール5,6杯分の水が必要になる。堀さんは「SDGs(持続可能な開発目標)にもつながる取り組み。中学入学後も活動を続け、子どもたちから影響を受けて家庭、地域へと広がり、いずれは全国、世界的な取り組みにしたい」と語り、その発信に意欲を示した。
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