昨年はトライアルという形で実施し、正式には今年初めてのサバイバルキャンプ(対象:小学3年生~中学3年生)を9月20日~22日の2泊3日で実施しました。
今年の参加者は、7名の定員のところ6名の参加者(小学3年生~6年生)がありました。
参加したメンバーの出身地は、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県から。
まずは、テントの設営、火起こし、竹の食器作り(作った食器は、お椀、お皿、お箸、菜箸、竹のお釜、火吹き棒など)を行いました。
今回は初の試みということもあり、3名のスペシャリストを特別ゲストとしてご招待!
◎竹&火起こしのプロ:南伊豆町で竹のことなら彼しかいません。南伊豆町の竹の子村の運営や竹の栽培・伐採など、竹のことなら何でもござれの哲農くん。
◎米のプロ:南伊豆町で無農薬のお米作りやワークショップなどを盛んに行っていて、我が家の美味しいお米もお願いしている大喜米の大ちゃん。
◎鳥捌きのプロ:大喜米のスタッフでありながらも、鳥をテキパキと捌き、部位を丁寧に説明してくれた流(りゅう)くん。
まずは、哲農くん流の火起こしのレクチャーからスタート!
さすがは、竹のプロです。乾燥した細い竹がめちゃくちゃ燃えました。これはとても勉強になりました。
そして、Kトラックに積まれた、たくさんの孟宗竹や真竹を皆でおろして、食器作りを丁寧に行いました。
※彼らには事前の宿題として、小刀で鉛筆を削れること、ノコギリで自分の腕の太さくらいのものが切れるようになることと伝えていたので、とてもスムーズに食器作りができました。
さて、お次は大喜米のスタッフ流くんによる合鴨を捌くレクチャー!
部位一つ一つを取り出し、「これが砂肝。こんな小さいんだよ~」、「これは手羽。ここは上手いよ~」、「ここが胃で数時間前に食べたお米がギッシリ詰まっているね」など、皆も興味津々。
そして、大喜米の大ちゃんがお釜を持参してくれて、これまた、パパッと火を起こし、大ちゃん自ら新米を上手に炊いてくれました。お百姓さんがお米を炊いてくれたものをいただけるなんて、何て贅沢なんでしょう!
そして、そして、僕からのサプライズは、天城しゃも、サザエ、イサキをご用意!どれも伊豆で採れた新鮮なものばかり。料理をしていて思ったのは、これは、大人も十分楽しめる、そして、一杯いけちゃう感じでしたね・・・^^。
テントの中は思いの他、快適の様でした。2日目の寝る前にテント内で口論をしていたようですが、それも今となっては良い思い出。
キャンプとなると、皆で協力しないとできないことばかりですから、本性が出てくるんですね。
翌日の朝まで仲直りをしていなかったので、そこはキチンと叱って、口論をしたメンバーだけで時間をつくり、ちゃんと仲直りしました。
2日目の午前中は、山菜摘みにも挑戦しました。サバイバルですからね。
南伊豆で通年を通して採れる山菜といえば、明日葉。
これが、そこらじゅうに生えていて、これを皆で作った野菜うどんの上に生でパラパラと添えました。
ちょっと苦味が強かったですが、これも良い経験。
さてさて、キッズたちが一番楽しみにしていたのは、恐らく釣り体験。
釣竿から手作りするため、まずはロープワークを皆で学びました。
ふた結び、フィッシャーマン結び、8の字結び。
この3つの結び方を覚えて、そして、今度は本番。
竹とテグスを結び、そこに重りと針を付け、仕掛けは完了!
僕を含めた7名で弓ヶ浜の河口近くの青野川で2時間ほどハゼ釣りに挑戦しました!
はい、手作りの竹竿でも釣れるもんですね。
餌はアオイソメを丁寧に1cmずつ使いました。
そして、自分で釣ったハゼを今後は全部自分で捌きました。
カメラマンの史朗さんのご提案で、小麦粉と一緒にソテーにして頂きました・・・が、これがめちゃくちゃ旨かったです!あっという間に完食^^!
そして、二日目の夕食には、物凄い太い孟宗竹を使って、タケノコ&干しシイタケの炊き込みご飯にも挑戦しました。
少し火加減が難しくて、大分焦げてしまいましたが、それでも8割方はセーフ。じゃりじゃりと竹炭の入った炊き込みご飯もキャンプならでは。
哲農くんから鹿肉の差し入れもあり、炊き込みご飯は翌日の朝ごはんにもなりました。
そして、夜はもちろんキャンプファイヤー。マシュマロをクッキーで挟んでパクッと。
今年初の試みであったサバイバルキャンプは、今後、どんどん良い形になっていくと思います。
今回、考えていたことの8割方はできましたが、それでも2割ほどは小学生には難しかったかなぁと思いました。
いずれにしても、今のような時代だからこそ、このような大変ユニークなサバイバルキャンプを継続していくべきだと再認識することができました。
やっぱり、キャンプは楽しいですね!
今回、力を貸してくださった、カメラマンの史朗さん、哲農くん、大ちゃん、流くん、本当にありがとう!!!
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