今年で4年目になりますが、僕の母校であります東海大学海洋学部の環境社会学科の特別講師をやらせて頂いております。
今年から単位の取得できるキチンとした授業になりまして、今日、明日の1泊2日(2015年10月17日・18日)で清水から大学生、大学教授、小学生、小学校の先生と併せて40名ほどで南伊豆にエコツアーの体験に来てくれます。
今回、約半年ほどの時間を掛けてエコツアーの学習と準備をしまして、今日・明日が本番です。
彼らが企画した南伊豆でのエコツアーの内容は・・・
<初日>
◎磯観察
◎ツリークライミング
◎林業の親方の話
◎葉っぱを使ったしおり作り
◎星空観察
<二日目>
◎太極拳
◎海老網の荷解き体験 ※台風の影響で実施できず
◎海老網に掛かった魚の解体とあら汁づくり(食育)
◎ビーチクリーンとゴミ調査
◎あら汁とおにぎりでランチ
担当してくださった仁木准教授によれば、「思った以上のプログラムが完成したと思う。これを小学校に体験学習のモデルとしてアピールすれば、かなりの小学校が興味を示すのでは?」と昨日の電話で話していました(写真は、左から学生二人と仁木准教授。最終調整のため、9月に南伊豆へ足を運んでくれました)。
さて、南伊豆の現場をコーディネートする僕も、ここ1ヶ月、4回ほど伊勢海老漁の船に乗り、荷解き、片付け、魚を捌いて料理をし・・・ということをやってきましたが、非常に良い勉強をさせて頂いております。
そして、本番を迎えた今日・明日は、台風の影響で海老網が仕掛けられなかったので、急遽、僕の師匠の計らいで、昨日の海老網に引っ掛かった魚全てを師匠の漁師仲間から譲ってもらい、今は冷凍庫の中・・・という状態なのです。
伊勢海老の荷解き体験は残念ながら天気の影響で実施できませんでしたが、掛かった魚を皆に見てもらい、捌いてもらい、あら汁にすることは、これでできます。
シマウシノシタ(カレイの仲間)、カワハギ、アイゴ、タカノハダイ、メバル、カサゴ、コロダイ、伊勢海老、サザエ、ショウジンガニなど。
そして、大きな真鯛も掛かりました!
伊勢海老は漁協へ。
小さな伊勢海老や蟹類は、お手伝いをした僕や女将さんの元へ。
真鯛は師匠の元へ^^。
相手は自然ですから、こうした時に瞬時に判断し、行動しないと、エコツアーは最高の形を迎えません。
波、風、天気を予測して、先回りして、事前にどれだけ準備をするか?がkeyで、準備で8割決まります。
その要になってくださっているのが、地元の漁師や山師のプロの方々です。
今頃、山サイドでは、いしい林業のスタッフの皆さんがツリークライミングや森の散策のための色々と準備をしてくださっていると思います。
大学生には、現場で日々準備をしている海と山のプロの方達がいることを、僕も特別講師&南伊豆の自然体験のコーディネーターとして精一杯、伝えてきます。
南伊豆の海と山を繋ぎ、そこに教育を繋げます!
それが僕にできる最大限の環境教育です!
コメント