先日、東海大学海洋学部環境社会学科有志による3年間の集大成である、「南伊豆エコツアープロジェクト(3年目)」が開催されました!
内容は以下の通り。
◎弓ヶ浜でのビーチクリーン&ビーチコーミング
◎林業体験(プロの伐倒見学、ノコギリによる間引き体験、ドングリ拾い、親方からのお話)
◎海ほたるの観察、磯遊び、干物作り体験、定置網見学、フォトフレーム作りなど
これを1泊2日で、場所は南伊豆、対象は東海大学付属の小学生27名+小学校の先生2名で実施しました。
大学生のスタッフは8名、大学の先生方は3名。
バスの運転手さん、東海大学新聞の記者さんも含めると、実に42名の大所帯でした。
僕はその集大成であるこの日までに林業事業体の親方+メンバーと一緒に体験する山の整備をして、当日はカメラマン兼黒子役に徹しました。
3年間で身に付いた色々なことを学生たち(全員3年生)が要所要所で発言し、行動していた姿を見て、僕は本当に感動しました。
伐倒体験では、親方も特別に伐倒をしてくださり、本当に貴重な時間になりました。
エコサーファーは個人事業主であって、会社組織ではありません。
ですから、社員がいる訳でもなく、今回、初めて「人を育てる」ということに長期的に挑戦させて頂きましたが、3年間の間に本当に色々な苦労があり、最初いたメンバー18名が結果8名にまで減ってしまったこと、これについては僕も非常に責任を感じております。
そんな中、残ってくれて、一生懸命準備をしてくれて、3年間活動してくれた8名には本当に「ありがとう」と言いたいです。
環境社会学科は、まだ4年前に設立されたばかりで、まだ卒業生が出ていない新しい学科であります。また、「環境」という言葉も、「社会」という言葉も非常に多岐に渡る言葉であり、なかなか現場の自然体験を通じた教育というのができていないところで、この「南伊豆エコツアープロジェクト」の話を頂き、本当に自分が関われたことにただただ感謝するばかりです。
僕がこの3年間を通じて、伝えたかったことは環境教育とは?とか、自然体験とは?などといった学問的なことではなく、エコツアー一つ実施するためにどれだけ多くの人の力をお借りしてできていることなのか?、その人と人との繋がりだとか、感謝の心など、そんなことを一番に伝えたかったなだなぁと、終わってみて実感しています。
後は、後輩たちが彼ら先輩に続き、そして、こういった活動を活動のままにするのではなく、授業の一環として組み込んでいくということです。
そこを目指していくためには、もうひと頑張りしなければなさそうですが、まずは、今回、学生が実施した1泊2日のツアーに小学生や学校の先生方が何を感じ、どの程度満足してくださったのか?ここが一つのkeyになることは間違いありません。
僕は、今後も母校のためにも、今後の環境教育に携わる者としても、今回のご縁を次につなげるべく、母校に足を運びたいと思っています。
そして、大学生の中から林業の道を志す人が出てきたり、ガイドの道を志す人が出てきたり、南伊豆に移住する若者が増えたり・・・とそんなことを夢見ています。
SFO(スキンシップ エコツアー フォレスト & オーシャン)と自分たちで名付けた8名の皆、そして、最初のメンバーである18名の皆、本当に3年間良くやりました!
ありがとう。
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