昨年も今年もコロナの影響で、東京都杉並区の移動教室自体が中止となっていましたが、緊急事態宣言が6月20日にあけて、久しぶりの杉並区の磯観察のガイドをしてきました。
1年半ほどレクチャーしていなくても、どうにかなるもんですね。
ずっと海に通っていますから、むしろ、知識は増え、知恵も熟成され、今日もバシバシ、レクチャーと現場の磯観察してきました。
こちらは水たまりじゃなくて、潮溜まり…。
こういう潮溜まりを見つけると、この中をミクロな視点で観察したくなってしまって、ウズウズしちゃいます。
この中に魚がいて、カニがいて、イソギンチャクがいて…ってなると、それだけで完全に小さな水族館ができあがってしまうから、自然って、本当に凄いな〜って。
さて、カニは、色々な種類のカニを皆で見つけました。
ヒライソガニ、イシガニ、オウギガニ、イボイワオウギガニ。
そして、こちらの写真はこの時期、よく見つけることができる、クモガタウミウシ。
大体、裏のヒョウ柄のような柄が目立つので、割と簡単に見つけられます。
表側が”雲”と言われれば、”雲”っぽい柄…。
こういう模様を雲紋(うんもん)と呼ぶようです。
なので、クモガタウミウシ(雲形ウミウシ)と名が付いたようです。
触っても何も攻撃してこないので、全然手で触って大丈夫です。
この子は体全体が固く、そんなにヌルっとしません。
捕まえた子は体長8cmほどでしたが、大きいものだと倍の15cmほどになるみたいなので、それはちょっと気持ち悪いほどのサイズですね…。
天気も良く、6年生たちだけじゃなく、先生方も大喜びでした。
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